助成金より先に整えるべき会社の労務体制

助成金は魅力的ですが、会社の労務体制が整っていなければ、申請以前の段階でつまずくことがあります。

助成金は「もらえるお金」ではなく、国の制度要件に沿った取り組みに対して支給されるものです。

そのため、就業規則、雇用契約書、賃金台帳、出勤簿、労働条件通知書などの基本書類が整っていることが大前提になります。特に注意すべきなのは、書類だけを整えても、実態が違えば問題になるという点です。

例えば、雇用契約書では所定労働時間が決まっているのに、実際には毎日長時間残業がある。就業規則には休暇制度があるのに、社員が使えない雰囲気になっている。このような状態では、助成金申請の前に労務リスクが表面化します。助成金を活用する会社ほど、日頃の労務管理が問われます。制度を導入する前に、会社の土台を確認することが重要です。

事業主が確認すべきポイント

  • 雇用契約書と実際の勤務条件が 一致しているか確認する
  • 賃金台帳、出勤簿、就業規則を最新の状態にする
  • 社会保険、雇用保険の加入状況を確認する
  • 助成金ありきではなく、会社の課題から制度を選ぶ

おわりに

まずは「申請できる会社の状態」になっているかを確認してください。

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